人気ボーイズグループ「JO1」の鶴房汐恩メンバー(24)が16日、オンラインカジノでの賭博容疑で警視庁に書類送検された。警視庁保安課は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

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総額1500万円、損失710万円の実態

警視庁の調べによると、鶴房メンバーは令和5年12月から6年8月頃まで海外のオンラインカジノサイト「K8」で総額約1500万円を賭けていた。その結果、約710万円の損失を出したとみられる。

書類送検容疑は今年5月から6月にかけて、国内からスマートフォンで同サイトに複数回アクセスし、44万円を賭けて「ルーレット」などを行ったというもの。

パチンコから始まった賭博への道

鶴房メンバーは調べに対し、「もともとパチンコが好きで、インターネットで検索してオンラインカジノを知った」と説明。「携帯でできる手軽さにひかれ、自宅や仕事で地方に行った際のホテルなどで賭けていた」と供述している。

容疑については「法律が賭博を禁止していることは知っていたが、オンラインカジノは大丈夫だと思い込んでいた」と認めている。また、「認識が甘く反省している」とも話しているという。

活動自粛から再開直後の書類送検

この問題を受けて所属事務所は先月31日、鶴房メンバーの10日間の活動自粛を発表していた。今月10日に活動再開を報告したばかりだった。

警視庁保安課によると、この事件は別の犯罪収益捜査の過程で浮上した。今年に入ってから任意で事情聴取を続けていた。

日本国内からオンラインカジノサイトにアクセスして金銭を賭ける行為は賭博罪に該当し、法律で禁じられている。

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