人気男性アイドルグループ「JO1」のメンバー鶴房汐恩さん(24)が、過去にオンラインカジノを利用していた事実が発覚し、10日間の活動自粛処分を受けることが31日、明らかになった。所属事務所のLAPONEエンタテインメントが公式サイトで発表した。

事務所が厳正処分を決定
LAPONEエンタテインメントは公式サイトで「弊社所属アーティスト・鶴房汐恩が過去にオンラインカジノを利用していた事実が判明いたしました」と報告。事実把握後、速やかに厳正な処分を行ったと説明した。
鶴房さん本人から「深い反省の意を示すとともに、社会人としてのけじめをつけるべく一定期間の活動自粛の申し出」があったという。事務所は弁護士をはじめとする外部専門家の意見を聞きながら慎重に検討を重ねた結果、10日間の活動自粛を決定した。
違法性の認識不足が問題に
発表によると、鶴房さんはオンラインカジノを利用していた期間中、その違法性を十分に認識できていなかった。事務所側も「オンラインカジノの違法性に関する周知が不十分だった面があり、弊社としても責任を強く感じております」と認めている。
活動自粛期間中は、外部専門家の指導のもと、法的知識やコンプライアンス、社会倫理等に関する更生プログラムを集中的に受講する予定だ。
本人が深い反省を表明
鶴房さんは「この度は本当に申し訳ございませんでした。大変情け無いことをしたと自分の中でももの凄く反省しております」とコメント。「これからの僕の生き様で必ず信頼を取り戻してみせます。関係者の皆様、JAMの皆様、僕のことを応援してくださる皆様、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
紅白出場グループに打撃
JO1は2022年から3年連続でNHK紅白歌合戦に出場しているダンスボーカルグループ。今回の事態により、グループ全体の活動にも影響が懸念される。
事務所は再発防止策として、全所属アーティストに対する注意喚起を行うとともに、外部専門家を講師とするコンプライアンス研修を強化すると発表した。「失われた信頼を回復すべく、弊社一丸となって誠実に取り組んでまいります」としている。