フジテレビで新たな動きが発覚した。7月18日、人気番組「ぽかぽか」のチーフプロデューサーを務めていたN氏が突如退社したことが分かった。同氏は先日オンラインカジノで逮捕された鈴木善貴被告の直属の上司だった。フジテレビ関係者が明らかにした。
「7月18日に、フジテレビ社員のNさんが退社しました。先日、オンラインカジノで常習的に賭博をしたとして逮捕され、懲戒解雇された鈴木善貴さんの上司だった人物です」

番組の中核人物が相次ぎ離脱
N氏は総合演出や制作統括を務めていた鈴木被告とともに「ぽかぽか」の企画段階から関わった人物だ。番組名が決まる前からチーフプロデューサーの職に就いていた。フジテレビ関係者は両者について次のように説明する。
「『ぽかぽか』の”生みの親”と目されており、番組名が決まる前からチーフプロデューサーを務めた」
鈴木被告は常習的なオンラインカジノ利用により逮捕され、懲戒解雇処分を受けた。さらに山本賢太元アナウンサーも賭博罪で略式起訴されている。
調査対象だった上司が電撃退社
フジテレビ関係者は次のように証言する。
「鈴木さんの逮捕、山本賢太元アナウンサーの賭博罪による略式起訴など、オンラインカジノ問題に揺れている『ぽかぽか』ですが、ほかの番組関係者への調査も続いており、Nさんも調べられていると聞いていました。このタイミングでの突然の退職発表に社員たちも『噂は本当だったのか』と、愕然としています」
退社のタイミングが調査中という状況と重なったため、社内では憶測が広がっている。
番組継続に暗雲
問題はさらに深刻化する可能性がある。フジテレビ関係者は番組の将来について懸念を示す。
「鈴木さんはいろいろな人にオンラインカジノを勧めていました。最悪なのは、出演者らの利用が発覚することで、そうなれば番組の継続はかなり厳しいでしょう」
「ぽかぽか」関係者らへの調査は今後も継続される見込みだ。視聴者が温かい気持ちになれるよう名づけられた番組が、このまま存続できるかは不透明な状況となっている。