フジテレビの現役プロデューサーが常習賭博の疑いで逮捕された。44歳の男性社員は8か月以上にわたってオンラインカジノを利用していた。
警視庁は6月23日、常習賭博の疑いでフジテレビ社員の鈴木善貴容疑者(44歳、東京都品川区)を逮捕した。容疑者はプロデューサーを務めていた。同庁によると、容疑を認めている。

逮捕容疑は2024年9月22日頃から2025年5月13日頃までの間、国内から携帯電話などを使用してオンラインカジノサイトに接続し、バカラ賭博などを行った疑いだ。約8か月間にわたって常習的に賭博を続けていたとみられる。
フジテレビは同日、公式サイトで謝罪文を発表した。
「当社社員がオンラインカジノで賭けを行い、本日常習賭博容疑で逮捕されました」と事実を報告した。
同社は「当社としましては、当社社員が逮捕されたことを重く受け止めております。今後も警察の捜査に全面的に協力するとともに、再発防止に向け取り組んでまいります」と表明した。
また「視聴者や関係者の皆様には、ご迷惑をお掛けいたしましたこと、お詫び申し上げます」と謝罪している。
同社は今後の対応について、警察の捜査への協力と再発防止策の検討を進めるとしている。テレビ業界では社員の不祥事が相次いでおり、各局で社員教育の見直しが求められている。
オンラインカジノは日本国内では違法とされている。インターネットを通じて海外のカジノサイトにアクセスしても、日本国内から賭博行為を行えば刑法に抵触する可能性がある。