芸能事務所「タイタン」所属の芸人2人が、オンラインカジノでの違法賭博容疑で書類送検された。警視庁が8日発表した。検察は刑事処分を検討する。

書類送検されたのは、お笑いコンビ「バターヤング」の佐野寛氏(29)と、お笑い芸人「あさひ」こと斎藤旭氏(36)。両氏は海外のオンラインカジノサイトに国内からアクセスし、賭博行為を行った疑いが持たれている。

Metropolitan Police Department

捜査関係者によると、2人は数十万円を賭けていたとみられる。警視庁は今年に入り任意で事情聴取を実施。両氏とも容疑を認めているという。

警視庁は「相当処分」の意見を付けて書類送検した。これは刑事処分の判断を検察に委ねることを意味する。

タイタンは今年3月、内部調査を実施していた。その結果、4人がオンラインカジノを利用していたことが発覚。同事務所は公式サイトで謝罪した。

「社内教育というものを十分に行わず、それにより該当者が出てしまいましたことに対し、深くおわび申し上げます」と同事務所はコメントしている。

オンラインカジノは海外で運営されていても、日本国内からアクセスすれば違法行為となる。芸能界では近年、こうした事案が相次いでいる。事務所の管理体制のあり方が問われそうだ。

トレンド